7月6日
十人に聞けば十人ともが朝と答える時間に僕は目覚めた。
布団をたたんで部屋を掃除して、洗濯をしたり、洗濯物をたたんだり、朝ご飯を食べる前に身の回りの出来る事を少ししたりした。
主婦のような朝。
でも僕は主婦にはなりきれなかった。
どうもこの日は朝ごはんを作る気にはなれなかった、なんだかね。
だから、近所のスーパーまでテクテクとお散歩。
僕の住んでいるマンションの目の前には神社がある。
外に出掛けるたびに前を通る神社。
でも、この日は少し違っていった。
神社の周りには普段立ってないのぼりがボンボンと立ち並んでいた。
7月7日、8日はお祭でっせをお知らせするのぼり。
明日、明後日はお祭か。なんてことを思い、境内の方に目をやるとそこには法被を着た人人人。
背中には祭祭祭。
ほとんどが子供子供子供。
でも、一日早くないかい?
そんな、僕の心配にもならない心配をよそに祭り人達は神輿を担ぎ、わっしょいわっしょい練り歩く。
わっしょい、わっしょい、What's this show?
ちょっとこどもの日にしては遅くないかい?
突然ですが一年で人間の成長を表すことができると僕は思う。
5月5日はこどもの日、11月22日は良い夫婦の日(この際、敬老の日とかは無視)、ほら、あっと言う間に子供が夫婦に。
そしてその二つの日に挟まれる7月7日は七夕。
織り姫とひこ星、少なからず恋の意味合いを含む日。
それは、恋に恋焦がれ、恋に泣くGLAYな日。
僕がGLAYを聞いたのは中学生の頃だった。
思春期真っ盛り、髪の毛ばっかり触っていた鼻息ムッフーな時。
恥かしい事なんてしたくないと思っていた、恥かしい時。
そんな時にわっしょいわっしょい声を出して神輿を担いでる所をクラスの女子に見られたら、赤面しすぎて顔が破裂するだろう。
そんなGLAYな日の一日前に神輿を担いでいる子供達を見て、僕はふふふとなった。
自分のGLAYな時と照らし合わせて。
その後、昼食をかねた朝食を食べた僕は卒制で使う地図を買いに阿倍野へと出掛けた。
久しぶりのお買い物、なんだか前の日からドキドキ。
街はセール時期のためか人でごった返していた。
そんな人の間を僕は縫うようにプラプラ。
仏像の図書館の様なゲキ熱な本屋に行ったり、仏像のように動かない店主のいる古本屋に行ったり行かなかったり、お香を買いに行ったり、地図の売っている本屋に行ったり、プラプラ。
あっあの看板可愛いななんて思いながらキョロキョロプラプラ、一人で居る時の僕はいつもこうだ、あんまり見せれるもんじゃない。
するとそんな時に限って友達にばったりと会う。
演劇をやっている友達を目の前にして、いきなりの僕はあわわとなり言葉が出ない。
スマートなやつはスマートな会話でスマートにその場を盛り上げるんだろうが僕は鯉のように口をパクパク、
キャプテンビーフハート状態。
そんな鯉男を目の前に彼女も声が出なかった。
だって、口いっぱいにパンを頬張っていたんだもの。
少し、話をして僕はプラプラ。
地元の人しか行かないような住宅街を歩いたり、商店街を歩いたり、地元の人とふれあったりしながら、リアル民俗学。
僕はなにわを感じて家路に着いた。
ご近所さんは今日も明日もお祭り騒ぎ。
posted by rintarou okamoto at 21:41|
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